事務所のパソコンを増設し、初めて社内ランだ、メールシステムだ-を拡張した時、それなりに知識だけはあった私は「ウイルス対策が最優先」と本社にも進言し、事務所の若い中国人担当者にも準備を指示した。
でも甘かった。2-3ヶ月で大流行。発信源はシンガポールから来たお客にPCを貸した時彼らが使ったフロッピーであることは後で分かったが、大騒ぎであった。
てんやわんやの末、収束したが、ふと気が付いたら、事務所のスタッフが使っている「キラー」何とかと言うウイルス対策ソフトがなんと中国製なのだ。それが非常に強力で当時全てのウイルスに対応していると聞き、感心すると同時に、日本でも売れるかなと思い「メーカーは何処？」と聞いたのはさすがに商社マン。
でも、答えを聞いて驚いた「中国公安」だった。
私は即座に、そのソフトを社内で使ってはならないと決めた。

多分今でも使ってないであろうが...
最近、似た名前のウイルス対策ソフトが日本で出回っている。私は気になる。