ファッション

上海小姐的衣服、越来越少。男人的、越来越多。

いずこも同じと言えるかもしれないが、上海でも女性のファッションは男性に比べ数段進歩している。

事務所の車に乗っていた時、お洒落な上海小姐を眺めながら運転手がポツリと言った。「上海小姐的衣服、越来越少。男人的、越来越多。」(上海の女性の衣服はだんだん少なくなってきたのに、男の衣服はだんだん多くなってきた)。
女性のファッションは年々先進的になり、カラフルで、薄く、セクシーになってきた。それに引き換え男性は、分厚く背広を着る様になってきたと言う意味である。
以前は暑くてエアコンの少なかった中国の夏は、短パンに半袖開襟シャツで良かったのに、最近は夏になっても背広を着てネクタイを締めている人が確かに増えてきた。
とは言え、未だ基本はズボンにノーネクタイの(ワイ)シャツ。それも何とも色のセンスの無い地味と言うか、風采の上がらぬ人が多い。男性、特に中年ファッションの垢抜けなさは、(自分の事は棚に上げても)もう少し何とかして欲しいと感じる。

とはいえ、ここでも若い男性になると少々変わってきた傾向が有って、うちのあるカッコイイ男性スタッフのファッションを指摘して女性スタッフが「よく見ていたら、毎日服が変わるだけでなく、靴まで毎日変わってきてるんですよ。」と説明していた。
私自身、毎日変えるほどの靴は持っていない。


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